こんにちは!とんちゃんです。
今、我が家両家の母は介護に大忙しです。
我が家は、両家ともおばあちゃんが健在で
4人おばあちゃんがいます。
その中でも、私の実のおばあちゃん、母側と父側の2人のおばあちゃんの話をさせていただきます。
私のおばあちゃんは、2人とも93歳で
2人とも認知症が進んでいて、家族はその認知症と向き合っている最中なのですが、
認知症と向き合うと
ばあちゃんの人生。ばあちゃんが人生で大切にしている事が見えてきます。
父側のおばあちゃんは、
認知症が結構進んでいるのですが、身体は元気ですし、介護施設入所を頑なに嫌がるので
まだ介護認定がおりず、自宅で過ごしております。
身体は元気なので、なんとか生活は1人でご飯、トイレ、お風呂はできます。
日によっても、何にも覚えてない日、いつものおばあちゃんに戻りシャキッとしている日と、認知症の症状は日によって変わっているのですが
先日、ついに「徘徊」らしき行動をとった、おばあちゃん。
金曜日の夕方4時に、自宅より3キロ先の町で派手に転び手首を骨折してしまったのです。
とんちゃんの母は、なんであんな遠い所まで行ったのか理解できない。。。と話していましたが、
とんちゃんは、ばあちゃんっ子だったため、しっかりと覚えています。
ばあちゃんは
定年後、編み物教室を火曜、金曜日に開いていたのですが、金曜日は編み物教室が終わった後、急いで生け花を習いに行く、バタバタした日だったのです。
ばあちゃんは、それをふと、思い出し
仕事である、編み物教室に出かけていたのですね。
父側のおばあちゃんにとって、記憶に残る物は
「仕事」だったようです。
母側のおばあちゃん。
母側のおばあちゃんは、じいちゃんと2人でずっと暮らしていて、去年から、ばあちゃんだけ介護施設に入居しました。
たまに施設にお母さんと会いに行くのですが、いつも帰りは、またねー!と素っ気ないのですが、
じいちゃんと一緒に面会にいくと、帰りは、「私も帰るわー!」と一緒に帰りたがります。
いつまでも、いつまでも、じいちゃんの帰る姿を眺めているばあちゃん。。。
母側のばあちゃんの人生は、「夫」だったようです。
認知症になるまではじいちゃんと、ばあちゃん。あまり会話もせずに仲が良かったのかイマイチ分かりませんでしたが、
じいちゃんが、ばあちゃんの全てで、
施設に入る事で離れ離れになって
本当に切なくなります。
こうして、おばあちゃん達の介護を少しサポートするようになり、少しずつおばあちゃんの人生が見えてきました。
認知症とは、ただ、ただ大変な物と言うイメージでしたが、その人の人生を少しづつ振り返って
おばあちゃんの「女」としての人生を知って
愛らしいような。
切ないような。
不思議な気分です。
認知症になって初めて、
最後までおばあちゃんが幸せを感じながら生きれる為の介護をしなくちゃいけないな。
と感じました。
私が年老いたら、私の人生の大半はなんなのでしょう。
最後に残るのは、旦那か、子供か。
それともこれから出会う人生の出来事か。
人生の終盤にやっと自分の人生とはなんだったのか見えてくるのでしょうね。
私はあくまで介護をするお母さんのサポートしかしていないので、
本当の介護の大変さは実感していませんが、
おばあちゃんを見ていて、今後、介護なんて絶対嫌!なんて思っていた気持ちが
少し無くなりました。
読んでいただきありがとうございました。